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エフライムの山地に名をミカという男がいて、
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2 |
母に言った。「銀千百シェケルが奪われたとき、あなたは呪い、そのことをわたしにも話してくれました。その銀はわたしが持っています。実はわたしが奪ったのです。」母は言った。「わたしの息子に主の祝福がありますように。」
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3 |
彼が母に銀千百シェケルを返すと、母は言った。「息子のために彫像と鋳像を造っていただこうとして、この銀はこの手で聖別し、主におささげしたものです。今これをあなたに返します。」
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4 |
彼が銀を母に返すと、母は銀二百シェケルを取って銀細工師に渡し、彫像と鋳像を造らせた。ミカの家にあったのはそれである。
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5 |
このミカという男は神殿をもっており、エフォドとテラフィムを造って、息子の一人の手を満たして自分の祭司にしていた。
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6 |
そのころイスラエルには王がなく、それぞれが自分の目に正しいとすることを行っていた。
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7 |
ユダのベツレヘムに、ユダ族の一人の若者がいた。彼はレビ人でそこに寄留していた。
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8 |
適当な寄留地を求めて、その人はユダのベツレヘムの町を離れ、旅を続けてエフライムの山地にあるミカの家まで来た。
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9 |
ミカが、「どちらからおいでになりましたか」と声をかけると、彼は、「わたしはレビ人で、ユダのベツレヘムから来ました。適当な寄留地を求めて歩いているのです」と答えた。
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10 |
ミカが、「わたしの家に住んで、父となり、祭司となってください。あなたには年に銀十シェケル、衣服一そろい、および食糧を差し上げます」と言った。レビ人は進み出た。
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11 |
レビ人はその男と共に住むことに同意し、若者はその息子の一人のようになった。
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12 |
ミカがこのレビ人の手を満たしたので、若者は祭司となり、ミカの家にとどまった。
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13 |
ミカは、「レビ人がわたしの祭司になったのだから、今や主がわたしを幸せにしてくださることが分かった」と言った。
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