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[指揮者によって。「暁の雌鹿」に合わせて。賛歌。ダビデの詩。]
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2 |
わたしの神よ、わたしの神よなぜわたしをお見捨てになるのか。なぜわたしを遠く離れ、救おうとせず呻きも言葉も聞いてくださらないのか。
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3 |
わたしの神よ昼は、呼び求めても答えてくださらない。夜も、黙ることをお許しにならない。
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4 |
だがあなたは、聖所にいましイスラエルの賛美を受ける方。
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5 |
わたしたちの先祖はあなたに依り頼み依り頼んで、救われて来た。
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6 |
助けを求めてあなたに叫び、救い出されあなたに依り頼んで、裏切られたことはない。
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7 |
わたしは虫けら、とても人とはいえない。人間の屑、民の恥。
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8 |
わたしを見る人は皆、わたしを嘲笑い唇を突き出し、頭を振る。
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9 |
「主に頼んで救ってもらうがよい。主が愛しておられるなら助けてくださるだろう。」
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10 |
わたしを母の胎から取り出しその乳房にゆだねてくださったのはあなたです。
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11 |
母がわたしをみごもったときからわたしはあなたにすがってきました。母の胎にあるときから、あなたはわたしの神。
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12 |
わたしを遠く離れないでください苦難が近づき、助けてくれる者はいないのです。
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13 |
雄牛が群がってわたしを囲みバシャンの猛牛がわたしに迫る。
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14 |
餌食を前にした獅子のようにうなり牙をむいてわたしに襲いかかる者がいる。
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15 |
わたしは水となって注ぎ出され骨はことごとくはずれ心は胸の中で蝋のように溶ける。
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16 |
口は渇いて素焼きのかけらとなり舌は上顎にはり付く。あなたはわたしを塵と死の中に打ち捨てられる。
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17 |
犬どもがわたしを取り囲みさいなむ者が群がってわたしを囲み獅子のようにわたしの手足を砕く。
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18 |
骨が数えられる程になったわたしのからだを彼らはさらしものにして眺め
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19 |
わたしの着物を分け衣を取ろうとしてくじを引く。
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20 |
主よ、あなただけはわたしを遠く離れないでください。わたしの力の神よ今すぐにわたしを助けてください。
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21 |
わたしの魂を剣から救い出しわたしの身を犬どもから救い出してください。
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22 |
獅子の口、雄牛の角からわたしを救いわたしに答えてください。
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23 |
わたしは兄弟たちに御名を語り伝え集会の中であなたを賛美します。
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24 |
主を畏れる人々よ、主を賛美せよ。ヤコブの子孫は皆、主に栄光を帰せよ。イスラエルの子孫は皆、主を恐れよ。
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25 |
主は貧しい人の苦しみを決して侮らず、さげすまれません。御顔を隠すことなく助けを求める叫びを聞いてくださいます。
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26 |
それゆえ、わたしは大いなる集会であなたに賛美をささげ神を畏れる人々の前で満願の献げ物をささげます。
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27 |
貧しい人は食べて満ち足り主を尋ね求める人は主を賛美します。いつまでも健やかな命が与えられますように。
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28 |
地の果てまですべての人が主を認め、御もとに立ち帰り国々の民が御前にひれ伏しますように。
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29 |
王権は主にあり、主は国々を治められます。
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30 |
命に溢れてこの地に住む者はことごとく主にひれ伏し塵に下った者もすべて御前に身を屈めます。わたしの魂は必ず命を得
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31 |
子孫は神に仕え
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32 |
主のことを来るべき代に語り伝え成し遂げてくださった恵みの御業を民の末に告げ知らせるでしょう。
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