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わが子よ、わたしの言うことを守り戒めを心に納めよ。
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戒めを守って、命を得よ。わたしの教えを瞳のように守れ。
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3 |
それをあなたの指に結び、心の中の板に書き記せ。
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知恵に「あなたはわたしの姉妹」と言い分別に「わたしの友」と呼びかけよ。
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それはあなたをよその女から滑らかに話す異邦の女から守ってくれる。
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わたしが家の窓から格子を通して外を眺めていると
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浅はかな者らが見えたが、中に一人意志の弱そうな若者がいるのに気づいた。
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8 |
通りを過ぎ、女の家の角に来るとそちらに向かって歩いて行った。
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9 |
日暮れ時の薄闇の中を、夜半の闇に向かって。
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10 |
見よ、女が彼を迎える。遊女になりきった、本心を見せない女。
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11 |
騒々しく、わがままで自分の家に足の落ち着くことがない。
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街に出たり、広場に行ったりあちこちの角で待ち構えている。
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彼女は若者をつかまえると接吻し厚かましくも、こう言った。
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14 |
「和解の献げ物をする義務があったのですが今日は満願の供え物も済ませました。
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それで、お迎えに出たのです。あなたのお顔を捜し求めて、やっと会えました。
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寝床には敷物を敷きましたエジプトの色糸で織った布を。
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床にはミルラの香りをまきましたアロエやシナモンも。
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さあ、愛し合って楽しみ朝まで愛を交わして満ち足りましょう。
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夫は家にいないのです、遠くへ旅立ちました。
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20 |
手に銀貨の袋を持って行きましたから満月になるまでは帰らないでしょう。」
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21 |
彼女に説き伏せられ、滑らかな唇に惑わされて
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22 |
たちまち、彼は女に従った。まるで、屠り場に行く雄牛だ。足に輪をつけられ、無知な者への教訓となって。
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23 |
やがて、矢が肝臓を貫くであろう。彼は罠にかかる鳥よりもたやすく自分の欲望の罠にかかったことを知らない。
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24 |
それゆえ、子らよ、わたしに聞き従いわたしの口の言葉に耳を傾けよ。
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25 |
あなたの心を彼女への道に通わすな。彼女の道に迷い込むな。
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26 |
彼女は数多くの男を傷つけ倒し殺された男の数はおびただしい。
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27 |
彼女の家は陰府への道、死の部屋へ下る。
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