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やがてヨブは口を開き、自分の生まれた日を呪って、
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言った。
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わたしの生まれた日は消えうせよ。男の子をみごもったことを告げた夜も。
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その日は闇となれ。神が上から顧みることなく光もこれを輝かすな。
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5 |
暗黒と死の闇がその日を贖って取り戻すがよい。密雲がその上に立ちこめ昼の暗い影に脅かされよ。
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6 |
闇がその夜をとらえその夜は年の日々に加えられず月の一日に数えられることのないように。
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7 |
その夜は、はらむことなく喜びの声もあがるな。
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日に呪いをかける者レビヤタンを呼び起こす力ある者がその日を呪うがよい。
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9 |
その日には、夕べの星も光を失い待ち望んでも光は射さず曙のまばたきを見ることもないように。
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10 |
その日が、わたしをみごもるべき腹の戸を閉ざさずこの目から労苦を隠してくれなかったから。
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11 |
なぜ、わたしは母の胎にいるうちに死んでしまわなかったのか。せめて、生まれてすぐに息絶えなかったのか。
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12 |
なぜ、膝があってわたしを抱き乳房があって乳を飲ませたのか。
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13 |
それさえなければ、今は黙して伏し憩いを得て眠りについていたであろうに。
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14 |
今は廃虚となった町々を築いた地の王や参議らと共に
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15 |
金を蓄え、館を銀で満たした諸侯と共に。
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16 |
なぜわたしは、葬り去られた流産の子光を見ない子とならなかったのか。
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そこでは神に逆らう者も暴れ回ることをやめ疲れた者も憩いを得
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捕われ人も、共にやすらぎ追い使う者の声はもう聞こえない。
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19 |
そこには小さい人も大きい人も共にいて奴隷も主人から自由になる。
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なぜ、労苦する者に光を賜り悩み嘆く者を生かしておかれるのか。
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21 |
彼らは死を待っているが、死は来ない。地に埋もれた宝にもまさって死を探し求めているのに。
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22 |
墓を見いだすことさえできれば喜び躍り、歓喜するだろうに。
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23 |
行くべき道が隠されている者の前を神はなお柵でふさがれる。
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24 |
日ごとのパンのように嘆きがわたしに巡ってくる。湧き出る水のようにわたしの呻きはとどまらない。
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25 |
恐れていたことが起こった危惧していたことが襲いかかった。
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26 |
静けさも、やすらぎも失い憩うこともできず、わたしはわななく。ヨブと三人の友の議論一
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