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とがめるのに適切でない時があり、黙っている方が、分別を示すこともある。
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2 |
心の中で憤るよりは、とがめる方がよい。
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3 |
過ちを自ら認める人は、恥を免れる。
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4 |
情欲にかられておとめを犯そうとする宦官のように、力ずくで正当性を主張しようとする者がいる。
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5 |
黙っていて、知恵ある人と見られる者もあり、しゃべりすぎて、憎まれる者もいる。
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6 |
答えられないために、黙っている者もいれば、時をわきまえて、黙っている人もいる。
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7 |
知恵ある人は、時が来るまで口をつぐむ。ほら吹きと無分別な者は、時をかまわず、しゃべりまくる。
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8 |
口数の多い者は、嫌われ、他人の話を奪う者は、憎まれる。〔とがめられて改めるのは、なんと立派なことか。お前は故意に罪を犯さなくても済む。〕
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9 |
不幸な目に遭って、幸せを見つける人もいれば、思わぬ幸運に巡り会って、損をする者もいる。
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10 |
送り主に何の利益にもならない贈り物もあれば、二倍になってお返しが来る贈り物もある。
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11 |
名誉を求めて、恥を受けることもあれば、身分の卑しい人が一躍頭角を現す例もある。
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12 |
わずかな金で多くの物を買い、後で、七倍も支払う者がいる。
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13 |
知恵ある人は、言葉が少なくても慕われるが、愚か者は無駄なお世辞を振りまく。
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14 |
分別のない者からの贈り物は、お前に何の利益ももたらさない。〔けちな人間がしぶしぶする贈り物も同様である。〕彼は、自分が贈った物より更に多くのものを期待しているのだから。
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15 |
彼は、わずかな物を贈って、多くの小言を言い、町の触れ役のように、その口を開く。彼は、今日貸し付けて、明日はその返却を迫る。こういう者こそ、憎むべき人間だ。
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16 |
愚か者は言う。「わたしには友がない。親切にしたのに、何のお礼もしてくれない」と。愚か者のパンを食べる者は、彼の悪口を言い、
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17 |
なんと多くの人々が、しばしば、彼をあざけり笑っていることか。〔彼は自分の物を正しい心で扱わず、他人の物も自分の物と区別しないのだから。〕
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18 |
口を滑らすよりは、道で滑る方がましだ。口を滑らして、悪人は速やかに没落する。
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19 |
不作法な人間は、場違いの話のようなもの、教養のない人間が、絶えずそれを口にする。
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20 |
愚か者が語る格言は、何の反応も得られない。彼は、時をわきまえずそれを口にするのだから。
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21 |
貧しさゆえに、罪を犯さないで済む人もいる。仕事を終えて休むとき、彼は良心に責められることは何もない。
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22 |
世間体を気にして、身を滅ぼし、無分別な者に気を遣って、身を滅ぼす者もいる。
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23 |
恥をかきたくないために、無理な約束をし、いたずらに友を敵に回す者もいる。
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24 |
うそは、人間にとって醜い汚点、教養のない人間は、絶えずそれを口にする。
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25 |
絶えずうそをつく者よりも、盗人の方がましだ。だが、両者とも、最後には破滅に至る。
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26 |
うそつきの性癖は、恥をもたらし、その汚名は、いつまでも付きまとう。格言集
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27 |
知恵ある人は、小さなきっかけで出世する。思慮深い人は、上に立つ人の好意を受ける。
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28 |
土地を耕す者は、収穫物を積み上げ、上に立つ人の好意を受ける者は、その不正を償ってもらえる。
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29 |
接待や贈り物は、知恵ある人の目をもくらまし、口にはませた猿ぐつわのように、批判を封じる。
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30 |
隠された知恵とうずもれた宝、それが何の役に立つのか。
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31 |
自分の知恵を隠す人よりは、自分の愚かさを隠す人の方がましだ。
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32 |
〔粘り強い忍耐をもって主を求める人は、主人を持たず、自分で生活を律する人にまさる。〕
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